マネージャーとして現場で働いている中で
アドバイスとフィードバックの使い分けはできているでしょうか?
部下・スタッフから相談をされた時、
無意識にアドバイスをしてしまっていませんか?
特に男性マネージャーは要注意です。
無意識のうちに求められてもいないアドバイスをして、鬱陶しく思われているかも…
さらには部下の考える力を奪ってしまうことにも繋がります。
今回はアドバイスとフィードバックの違いと使い分けについてお伝えします!
1、アドバイスとフィードバックの違い
そもそもあなたは「アドバイス」と「フィードバック」の違いについて説明できますか?
言葉にするのは意外と難しいですよね。
正しく使い分けるためにも、最初に定義をはっきりさせておきましょう!
アドバイスは、「経験に基づく指摘」
フィードバックは、「個人的な感想」
どうでしょう?
何か相談ごとをもらった時、相手の話も終わらないうちから

あーそれはね、こうするといいよ

まずはこれをやってみるといいんじゃない?
と、問題解決思考でアドバイスや行動指示までしてしまっていませんか?
ドキッとした方は要注意。
意識して返答を変えていきましょう!
2、返答の基本はフィードバック
相談事をもらった時にまずマネージャーにやってほしいのは「フィードバック」です。
フィードバックの時に一番重要なことは「共感」

そうなんだ。大変だったね

それからどうなったの?

すごいじゃん!
などなど、まずは共感と個人的な感想を伝えること。
これがすごく重要です。
大抵の場合、話をしている方は「問題を解決してほしい」というよりも、「とにかく話を聞いてほしい」という気持ちが強いです。
そんな相手に対して、解決策を提示しても喜ばれないですよね。だって求めていないんですから。
フィードバックを意識して話を最後まで聞くだけでも気持ちが楽になって、喜んでもらえる場合が多々あります。
3、アドバイスをするのは良くないことなのか?
ここまで聞くと「じゃあアドバイスはやっちゃいけないことなの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。
「教えてください!」と素直に求められた時には、もちろんアドバイスをしてあげてください。
そこで断ったらおかしいですよね。笑
もう1つは、
「このまま放っておくとすごいミスをしてしまうかもしれないな。」
「これはアドバイスをしてあげないといけないな」という時。
その時には、アドバイスの前にこんな前置きを入れてみてください。

これ、アドバイスになっちゃうんだけど言ってもいい?
アドバイスをする前に許可を取るんです。
先に相手の心の準備を整えるというのがポイント。
知らないうちに求めてもいないアドバイスを伝えられるよりも
許可を求められて、「欲しいな」と思ってから聞くアドバイスの方が受け取りやすくなります。
アドバイスをする時は、先に相手の許可を取る。
無意識のアドバイスに注意しましょう!
まとめ
「アドバイスが悪い」というわけではありません。
上司、先輩として伝えた方がいいこと、伝えなくてはいけないことがあるのは間違いないですよね。
その中でもマネージャーとして意識してほしいことは、違いを理解して使い分けること。
・まずは共感を意識してフィードバックから始めること
・どうしてもアドバイスをしたいときは許可をとってから伝えること
スキルとしてこの使い分けを練習してみてください。
身についてくると組織内部の人からも外部の人からも相談が集まってくる人になれます!
それでは!今回はこの辺で。